革靴の染め替え手順~スエードレザー編

皆様、閲覧頂きましてありがとうございます。

今回はCalzolai Italianiの商品を使用したスエード靴の染め替え方法についてご説明させて頂きます。


Calzolai Italianiってなんぞや?って方は是非商品ページをご覧下さいね。

今回ご説明する染め替えはスエードなどの起毛皮革です。


…え!?スエードって染められるの😰!?

どうせガチガチに固まるんじゃないの😤?


そうお思いになる方も少なくないでしょう。

…安心して下さい!綺麗に染まりますよ🥳


下記写真は試しに染めた靴になります。

いかがでしょうか?

こちらは全て一発染めになります。

起毛感が失われていない、むしろ毛質が蘇っている位に状態が良くなっておりますよね。


濃い色から薄い色へは基本的に不可能ですが、薄い色から濃い色は基本的に染められますので是非チャレンジしてみて下さい!

 

起毛皮革を使用した革靴の染色方法


1,脱色

ブラッシングを行い表面の汚れを落とす。

2,染色準備(単色染めの場合)

水やスエードコンディショナーを使用し全体的に満遍なくしめらす。

これは起毛皮革への染料の染み込みを促すための工程。単色染めの場合はこの工程を経たほうが良い。パティーヌ/ムラ染めの場合はこの工程は必要ない。

3,染色準備 2

スムースレザーの時と同様。

レザーダイを単色では勿論、混色やニュートラルベースで希釈などをして好みの色を作る。

この際、少し薄目のトーンで調色した方が色の入り方を確かめながら染色が出来る為失敗が少ない。

4,染色

筆塗り・手染め共に最低限の染料で染色を行う。その為に紙などに余分な染料を伸ばしつつ徐々に染色を行っていく。万が一塗り過ぎたり色が入り過ぎたりした場合は脱色剤やニュートラルベースを使用しすぐに脱色する。

5,染色2

1度目の染色を終えたら色定着の為に乾燥させ、乾燥したのを確認した後に再染色を行う。

染色→乾燥→染色を繰り返すことで、色トーンを徐々に上げていく。また違うカラーを入れる事で、複雑な色彩を表現することが出来る。(いわゆるパティーヌ/ムラ染め)

単色染めの場合、二度目以降の染色時にスエードコンディショナーを使用する必要はない。この工程は下地カラーを入れるための前準備であり、すでに下地が出来上がっている二度目の染色時には不要である。

6,色止め

十分に乾燥させ染色を完成させた後、スエードコンディショナーを用いて色止めを行う。この溶剤はスエードに柔軟性をもたらすスエード用タンニング溶剤と同等の成分を含んでいる為、栄養分の補給も兼ねている。この付加効果として、色止め作用を持つ。塗布終了後、スエードブラシで毛並みを整えつつ全体的に溶剤を伸ばす。


作業する上でのご注意

・作業時は必ず風通しの良い所で行ってください。

・各製品吸い込むと有害ですのでご注意下さい。多量に吸い込むと嘔吐・呼吸困難・肺障害などの症状が出る場合があります。

・皮革の種類や状態により完全に染色できるとは限りません。

・染色後、雨天時に履きますと色落ちしインソールや靴下などに色移りする場合がございます。


以上で説明終了です!

最後までお読み頂きまして誠にありがとうございました。

ご不明点などございましたら、お気軽にお問合せフォームにてご連絡下さいね。


今後は動画なども作成しようと思っておりますので是非ご期待下さい…!

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